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2002/9/6(Fri.) RXの敬老 ON AIR OSAKA

 この日も名古屋同様、ASIA SunRiseのopening actからスタート。
 昨日は「緊張してます~!」という感じが溢れていたけれど、名古屋で温かい反応を得て、この日はすこし和んでいたかな。やっぱり"Happy"という曲が好きだなぁ。

-Opening Act-
 ASIA SunRise
: Taiki(vo), 工藤緑矢(b), 深瀬健太郎(perc)
   1. 自由地区
   2. 羽
   3. Jeep
   4. Happy



 そして、お待ちかねのRX。
 SEが流れると、名古屋同様「おっしゃ!」とばかり立ち上がる人…は割と少数派でした(いたけど)。
石川「いえーい。」
  !HAヨY
 客も「イエーイ!」と応え、湯澤さんのバスドラ攻撃が身体を浮かせる"!HAEY"からスタート。
 名古屋では「こりゃホールのロックコンサート?」という勢いで開演SEから客席総立ちだったのですが、大阪では曲が始まると、座って聴いていたい人は座ったままで、踊りたい人が立って踊ってと、思い思いの楽しみかたを見せます。
 わたしは名古屋よりは前の方の席だったので「ちょっと周りに悪いかも、座って聴こうかな?」と…思ったのは一瞬でした。やはりいきなり"!HAEY"では、踊らずにはいられない。曲が始まったら、一言断って立っちまいました。
 1曲目から、ステージ上では勝田さんと石川さんがそれぞれソロで弾けます。気持ちよし!
 そのまま静かに"Film Noir"へ。
  Film Noir
 曲の最後、福原さんの音がすっかり消えてしまうのを待ちきれない、ちょっぴりフライング気味の拍手が客席から起こりました。

石川「どーも、こんばんはー。RXでーす。
 今回の東名阪3本のライブ、今日は中日!ツアーを名古屋・大阪、東京を単発ものとすると、今日は最終日です!」
 客席から笑いがもれる。
石川「盛り上がっていきましょう。
 ここで新曲、『Kiss of Life』に入っている"Show of Courage"という曲を演ります。」

  Show of Courage
 この曲での松崎さんのピアノソロが良い感じ。
 RXではずっと、なんとなく(主に音量的に?)控えめだった松崎さんのキーボードですが、去年あたりから随分よく聴こえるようになってきていて嬉しい限り。今回のライブでは以前にも増して音に主張が通っているのが感じられて、凄腕の片鱗を見せてくれています。もっと演れ!(笑)
 それから、勝田さんのソロに呼応してどんどん盛り上がっていく湯澤さんのタイコも嬉しい響きでした。流石に3回目のツアーともなると、こういったところにも単なるセッションと違う安定感が生まれてきますね。

  Orange Rain
 引き続いて始まった"Orange Rain"は、昨日より格段に自然になっていました。勝田さんのsaxがタイトで、ふんわりとしたノリではなく、都会的でクリアな印象を付加しています。
 この日はライブ直前まで、某贅沢ホテルの部屋にいたのですが(たまには「ホテルde贅沢」したい)、32階の大きな窓から見た夕刻の大阪の景色…淀川の上空・ビルの狭間に広がる曇り空、灰色の雲間からオレンジ色に透過した陽の光が見えていた、その景色と妙にシンクロしてしまいました。
 眼下に見える某新聞大阪本社のヘリポートから空中に足を振り出して、雲の間をりっくりっくと「徒歩で」散歩するような、でもふらふらした浮遊感ではない、そんなイメージが広がっていく。(まるっきり個人的なイメージですが。"Orange"という言葉にも引きずられてるなぁ)

 曲の終わりから突入した湯澤さんのドラムソロもいきなり迫力。
 比較的シンプルなドラムセットから多彩な音が繰り出されていくうちにどんどん白熱していって、「アチョー」サンプリング・ソロへ。カッコいい!盛り上がる客席。
 石川さんが再登場してのベースソロは、スローなテンポから入っていって少しクールダウン。じっくりソロを聴かせてから、リズムソロに移行しました。

石川「メンバー紹介します」
 わたしはここまで立ち組でしたが、ここでがたがたと立ち上がる客が多かったな…。私はメンバー紹介になったら座ろうと思っていたのでちょっと吃驚、周りが皆立ってしまったので、立ちっぱなしに。
 ここまで座っていた人にしてみれば、周りが立ってるとステージ=出演者の顔も見えないからここで立ち上がったんでしょうが、…わたしの意識では、立つ場所が逆じゃないかと?
 演奏で盛り上がって(立ち)、MCではクールダウン(座り)の方が自然なような気がするんですが……。まぁわたしもステージ見えないから立ったままだったし、他人のこと言えませんけどね。

石川「素晴らしいドラムソロを叩いてくれました、雷電湯澤―!」
 今日はちゃんとあるべき場所で湯澤さんを紹介できたのか、湯澤さんは奥のドラムセットのところからステージ前面に出てきました。
湯澤「暑いねえーーー!
 On Bass、石川俊介―!」
 と互いに紹介しあう。
湯澤「今回のリズムソロ、何も決めないでやってるから、今日はどうなるんだろうとワクワクしながら石川を見てるんだけど、今日は『これで俺がいつまでもドラム入んなかったら、いつまでも1人でベース弾いてるんだろうか。皆帰っちゃって、メシまで食いに行っちゃったりとかしたら、2時間ずーっとベースソロなのかなー』とか考えてました。」
石川「いろいろあるんですね、ライブだとね!」
 ひでえ(笑)

湯澤「楽しんでいただけてます?」
 客席、いえーい!
湯澤「俺はちょっとマイクが高くて苦しい…」
 湯澤さんは長身・福原さんのマイクでそのまま喋ってるのでした。
石川「下げてもらいなさいよ。」
湯澤「いい。背伸びしたい年頃なんだよ!」
石川「俺も今、苦しいんだ。楽屋でさっき食った豚マンが胸焼け起こして。
 ステージ上は勝手に楽しんでますから、皆も好きなように、立ちたい人は立つ、座りたい人は座ると。」
湯澤「楽しんでってください!じゃっ!」

石川「On Keyboards、松崎雄一!」
松崎「どうも皆さん今晩は!お越しいただきありがとうございます。
 実は最近ちょこちょこライブなんかやってまして。小さいところなもんですから、こんな大きいところで緊張します。
 肩に力が入っちゃって、肩の力を抜こうとすると肘に、肘の力を抜こうとすると手首、そして指先に力が入ってしまうんですね。指が動かないと演奏できない!
 でも楽しんでやってますんで!皆さんも楽しんでいってください。」

石川「On guitar、福原将宜―!
 今回、『Kiss of Life』では、レコーディングに全曲参加してくれてます!」
福原「8曲ですか、こんなにソロを弾き倒してるのはホント久しぶりです。
 バックの仕事とかだとソロをあんまり弾かないですから。
 引き倒しのアルバムだと…昔NOBU CAINEで弾いてましたけど、僕が弾いたのは廃盤になっちゃってるんで。」
石川「フュージョン系はねー、アルバムの寿命短いですよね。
 次から次へと廃盤になるから、次から次へと新譜を出さないと。」
福原「でもテレビ観てると、廃盤に入ってる曲なんかよくかかってるんですけどね。」
石川「好きな人がいるんでしょうかねぇ。
 RXも、最初のアルバムを出してもう10年くらい経ちますけど、当時中学生とかで聴いた奴らから『聴いてました!』なんて言われることがあるんですよ。
 聴いてた奴らがどんどん上手くなって、自分の首を締めている。
 『Kiss of Life』は福原くんのソロが堪能できる、貴重なアルバムですね!8曲分のソロのネタがちりばめられているわけですからね。
 レコーディング中のエピソードとか、あります?」
福原「ありますね。
 『Kiss of Life』のレコーディング中に、アンプが一台壊れちゃったんですよ。
 おぉ、今日はイイ音してるな、やっぱりいいアンプなんだなーー、と思って、次の曲もそれを使おうと思ったら、『ぶちぶちっ』とかいいだして。
 同じアンプをスペアでもう一台持っていたんで、それを使ったんですけど。
 アイツの最期の雄叫びだったのかなー。」
石川「老眼になる直前って、凄く文字とか綺麗に見えるっていいますしね。」
福原「最後の輝きなんですかね」
石川「レコーディングって、必ずエピソードに恵まれますよね。他でもあります?」
福原「いや、ここで喋ると凄く長くなるから、喋れないですね(笑)」

石川「それではもう一人…長く喋りそうなメンバーを。
 楽屋で一番喋ってるのあいつですよ。
 On sax、勝田一樹!」
 勝田さん颯爽と登場。
石川「昨日、新幹線がギリギリで、普段着でステージに上がってたんですけど、今日は誰かがTシャツを恵んでくれたみたいで、ピシッとしてます。」
勝田「…やっぱりこのマイクを使えということなんですね。」
 今日もハンドマイクが用意されない勝田さん、ピンマイクを手にとって口許へ。
 まぁ、ソレ言ったらメンバーである湯澤さんも他人用のマイクでMCしてるし…
石川「(客に向かって)分かります?これ、saxについてるマイク。
 こういう状態ですよね。」
 石川さん、ベースのボディを持ち上げて、「わーーー!」とベースにほえかける。
 客席、大爆笑。
 しかもそのまま会話に突入。
石川「DIMENSIONはレコーディング中ですかーーーっ?」
 マイク通せてないっつーの!
 この後は普通にスタンドマイク使ってましたが。
勝田「そぉー…ですね(笑)。バラードばっかりのアルバム作ってます。
 眠いときにはばっちり!
 コッチ作りながら寝ちゃってますから。」
石川「RXも眠い曲があるんですよね。スタッフがよく寝てますよ。」
勝田「いや…僕はRXでは寝ませんね。なんというか、めまぐるしい緊張感が。」
石川「ひねくれた曲が多いですからね。」
勝田「きっと皆さん騎馬民族なんですよ。5拍子とか7拍子とか。ぱからんぱからん。」
 客席更に爆笑。
勝田「僕は農耕民族なんで。よいーっしょ、よいーっしょって。」
 農民カツヲ、耕すの図。
石川「今日は皆喋ってくれて助かるなぁー」
勝田「あの、用が済んだら『勝田君下がって』って言ってくださいね。
 前回のツアーでしたか、下がるタイミング失ったまま曲が始まっちゃったことがあって、『ここで踊っちゃおーかなー』ってことがありましたよ!」
石川「踊ってくださいよ、そしたらバンド名『勝田一樹with RX』にしますから。」
勝田「RX解散の危機になってしまうので!遠慮させていただきます。」
石川「勝田くんも、レコーディングのエピソードあります?」
勝田「えー…今回、一曲、ビンテージもののSAX吹いてる曲があります。」
石川「どの曲だろう。
 曲といえば、タイトルが覚えられなくてねー、仮タイトルの印象が強すぎて。
 強烈なのが『もうヤケクソ』。しかも『もう』が『牛』と書いて『モー』と読む(笑)。」
勝田「『モーヤケクソ』…どの曲ですか?」
石川「えっと、なんだっけ…」
 もしもし石川さん?
 客席から「Tempest!」という助け舟。
石川「そうそう、じゃーらーらーじゃーらーら♪ってとこが『モーヤケクソ』で、その後のでーっでっでー♪の部分で『どうにでもなれー!』って感じで。
 『噴火堀切兄弟仁義』も強烈ですよね。誰も正しいタイトルを覚えない。
 ちゃんとしたタイトルを決める時って、皆でお茶飲みながら辞書とかひいて、『良い言葉ないかな』なんてワイワイ決めるんですよ。
 仮タイトルの場合、いつも松崎さんが譜面を起こしてくれるので、仮タイトルつけるのも松崎さんなんですが、RXのユーモアセンスが凝縮されているんですね。
 しかも楽譜の端っこに、細かい文字でいろいろ書いてあるんですよ。
 『高級で高貴な五線紙。
  従来費スペース10%アップ。衰え行く老眼に朗報!
  ただしその分行数減少。
  最近の話題:松崎壮平窯新調。』
 …弟さんが陶芸家なんですけどね。
 RXで使ってるだけならいいんですけど、セッションに自分の曲を持って行った時、共演者に『これは何?』とか聞かれてしまって、説明しなくちゃいけないんですよ(笑)。」
 松崎さん、こんなところで暴露されたことが完全に不意打ちだったのか、笑いを必死でこらえている様子。

石川「喋り過ぎですか?まだメンバー居ますね。
 ブレンダ・ボーン。」
 ブレンダさん登場…
勝田「もう帰っていいですか」
 と引っ込んで行く勝田さん(笑)

 ブレンダさんはいつもどおり元気に客席を煽り、「CD買ってない人はGo out!」もお約束。
 でもここで歌うのはイケイケ系ではないですね。

  Never say Never
  SARAH


 名古屋でもすっかり浸ってしまった"SARAH"、この日も良かった…思い出しても浸ってしまう。しっとりした空気からぶわーっと広がる世界観がたまりません。

石川「お歌のコーナー終わり。」
 ブレンダさんがステージ袖に去り、入れ代わりにソプラノサックスを手にした勝田さんが再登場。

  Tea for Three

 前半の"Orange Rain"同様、Live2本目のこの日は音がのびやかに明るい感じで、ピアノソロとまろやかなベースのコンビネーションも素敵でした。
 テーブルに腰を落ち着けて紅茶を一緒に、というより、オープンカフェもお洒落な「華の街」を眺めながら、街路樹の下を散歩しているような雰囲気です。

 そしてそのまま次の曲へ、湯澤さんのカウントで
  Mystery from Greenman
 なんだかこの日は全般的に松崎さんのキーボードソロが印象的。特にこの曲は熱かった!

石川「残念ながら、あと2曲になりました。」
 えー、という客席に対して
石川「それじゃいつまでたっても終わらないでしょう。
 今日は楽しかったですか?」
 客席、いえーい!
石川「ありがとう!ステージも勝手に楽しんでいたんですけどね。
 それでは、『牛ヤケクソ』という曲を。」
  Tempest
 ライブの佳境に"Tempest"は盛り上がりますね。ぐらぐらしてしまう程に。そしてラストは会場中が総立ちのこの曲。

  Riding Higher

-encore-
石川「、本邦初公開、"Yggdrasil"」
 一言曲紹介だけで始まったアンコール、今日は"Yggdrasil"。
 ライブで聴くと、アルバムで聴くより更にドラマチック。
 中間部の静謐な印象のピアノ・ソロ、そこへからんでいくフレットレスベース、そしてその空間を堅実に、ある時は派手に彩るタイコ…でも決してバランスを欠いている訳ではなく、心地よい。ギターとsaxのユニゾンも艶やかでした。
 もっとずっと聴いていたい、と思いながら、名古屋とアンコール曲が違っていたので「曲増える?」とちょっぴり期待もしたのですが、大阪のステージも終わりの時がやってきてしまいました。

石川「RXでした、どうもありがとう!」
 こちらこそ、いいステージをありがとう!
 本当に今回の「RXの敬老」は満足度が高くて、最終日の渋谷も楽しみです!



venue
 ON AIR OSAKA
member
 雷電湯澤(drs)、石川俊介(b)、松崎雄一(key)、福原将宜(g)、勝田一樹(as,ss)、Brenda Vaughn(vo)
Set List
 1. !HAヨY
 2. Film Noir
 3. Show of courage
 4. Orange Rain
 5. NEVER SAY NEVER
 6. SARAH
 7. Tea for Three
 8. Mystery from Greenman
 9. Tempest
 10.Riding Higher
 (en.)11. Yggdrasil

テーマ : ライヴレポ・感想
ジャンル : 音楽

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