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2001/6/2(Sat.) RXの凱旋Tour Shinjuku LIQUID ROOM

 2001年のRXは、John Wettonのアルバム参加の話題でスタート。
 2月には、レコーディングのために来日していたJohn WettonがSHIBUYA-AXでのRXライブに出演、その縁で3月、今度はRXが、ロンドンのJohn WettonのGigにジョイント。
 それらの経験によって、恐らく1段階高いレベルに上ったであろうRXの、New Album『Elements』を引っ提げての全国ツアー初日。
 どんな曲が演奏されるか、ということ以上に、「凱旋」と銘打った今回のステージがどのような展開となるか楽しみにしつつ臨みました。

 会場は、昨年の全国ツアーの会場と同じ、新宿Liquid Room。昨年同様、7階分の階段を上って会場に入ります。
 荷物が邪魔なので、ロッカーに入れようとしたら、なにやらFC入会を募る張り紙が…「沖縄ツアー」?「今日入会しても申し込みできます」。ほほう。

 会場内、客入れのSEはJohn Wetton、King Crimson関連。来週来日公演があるけれど、今日は来ないでしょう…多分。
 ステージ上は下手側から、ギター、奥にキーボード、中央前面にサックス用と思われる譜面台、その奥にドラムセット、上手側にベースという配置。
 SHIBUYA-AXと同じく、黒地に「RX」のロゴが赤く入ったスクリーンがステージ上にかかっています。
 Liquid Roomの開場~開演待ち時間は1時間。予定時刻を10分ほど押して、そろそろ待ちくたびれたころに、女声による英語のアナウンスが流れ(何と言ってたかはヒアリングしませんでした…)客席が暗転、ステージ上が青いライトに照らされます。

 そして、SE(聴いたことのある曲だが例によって何の曲だか知らない)に合わせてステージにRXが登場。ギターは福原さん、saxは勝田さんという、昨年の大阪ゲートタワーホテル・ディナーショート同じ顔ぶれ。
 石川さんは黒っぽい上着。松崎さんは灰色のジップアップの長袖(トレーナー?)。湯澤さんはいつものような格好です(笑)。

 メンバーは定位置にスタンバイ。SEが終わり、メンバーの準備が済んだところで、真っ暗な中、石川さんがおもむろにマイクに向かう。
 そこへぱっとスポットライトが点って、
石川「いえーい。」
  !HAヨY
 間髪入れずに湯澤さんのバスドラが入り、'!HAヨY'がライブの初っ端を華々しく飾る。
 気持ちよくノれるこの曲、1曲目に相応しい。ステージ上も気合いが入っている様子。

石川「どーもー、こんにちは、RXです。
 数カ月振りのライブになりますね。
 RXのライブだと、僕が喋らなくちゃいけないんで、もうベースはおろそかでもいいから喋りに専念しようかと。
 4月20日に『Elements』というアルバムが出ました。
 今日は、そこから新曲も演りたいと思います。
 では、新曲を。」
 曲名を紹介しないで演奏に入ろうとする石川さん、
石川「曲名言えって?'Shining Crazy Man'。」

  Shining Crazy Man
 2月のSHIBUYA-AXでも披露された'Shining Crazy Man'。クールな雰囲気のこの曲、勝田さんのホットなサックスがかっこいい。
 曲が終わると、引き続いてなにやら不穏な雰囲気のイントロが始まります。何の曲だろう?
  CHEMICAL REACTION
 懐かしのナンバー!トリッキーでありながら、実は全て4拍子でとれてしまうという、キメキメの'CHEMICAL REACTION'。曲中のソロ回しが圧巻。
 しかし今回のステージ、いきなり立続けに3曲ハードな選曲で、気合いも十分の演奏が続いてます。この後大丈夫かい!と思ってしまうほど。

石川「RXの古の1st.Album、『CHEMICAL REACTION』から'CHEMICAL REACTION'でした。
 皆、眉間にしわ寄せて聴き入っちゃうような曲が続いてますが、楽しんでますかー?
 聴いていて煙に巻かれてしまう曲ですが、演ってる方も煙に巻かれてしまいそうなんです。
 ここで、ちょっとダンサブルな曲を。去年出たアルバム、『Zeitmesser』から、'ゲットイットゲットイット'。」
  Get it! Get it!~Drs.SOLO

 『Zeitmesser』の1曲目を飾った「ゲリゲリ」。勝田さんのテナーが心地よい。そういえば、今回RXツアーのサポートは2年目の勝田さん、去年のツアーとは全然面構え(笑)が違いますね。演奏はもちろん、佇まいがすっかりRXに馴染んでいます。ありがたいことです。
 この'Get it! Get it!'、昨年のツアーでは、なぜかブレイク中に足踏みが発生し、「休符も一つの音符なのだから、足踏みでかき消してしまわないできちんと味わってほしいなー」と不満だったのですが、今回もかすかに発生の気配!
 しかし、今年の'Get it! Get it!'は一味違う(笑)。最初のブレイクはオカズが入って、あまり休符という空間がなかったのですが、2回目以降は曲本編とはタイム感の異なる、勝田さん・福原さんによるJazz的フレーズ・ソロ!ゆったり~と音色に身を任せていると、湯澤さんの「次行くぞ」オカズが入って目が覚める。
 こういう趣向って、それぞれのプレイヤーの力量やネタが仄見え、また自由度の高い音楽ならでは。凄くわくわくする。ブラヴォー。
 とはいえ、ネタは分かりませんでしたが(汗)。ちょっとボサノバっぽいフレーズも入ったりしてお洒落でした。
 そして、一通りブレイクお楽しみコーナーが進行すると、そのままドラムソロへ。
石川「ドラムス、雷電湯澤!」
 ステージを去っていく他のメンバー。
 ステージ上にひとり残された湯澤さんが、パワフルなソロを展開。おおまかな構成は昨年とほぼ同じで、ひとしきり客を煽った後、最早お馴染み・ブルース・リーの「アチョー」のサンプリング音によるドラムソロ。最後には巴マークのエレドラをスタッフが背後にかかげ、銅鑼の音で締め。
 「どわーんん。。。。」
 引っ込んでいたメンバーが拍手をしながら戻ってきて、'Get it! Get it!'を締めくくります。

石川「メンバー紹介のコーナー。
 Sax、RXではお馴染みになりました、勝田かず樹!
 ギター、福原将宜!
 勝田くんとギターの福原くんは仲がいいんですよー。どういう切っ掛けで知り合ったんだっけ。
 新宿2丁目でおしりあい?」
福原「それだけは嫌ですね。」
石川「最初、勝田くんは福原くんのことを年上だと思って、『福原さん』と呼んでたらしいんですけど、年下だと分かった途端、
 『…なんだ、お前年下なのかよ。俺の敬語返せよ。』」
 石川さんの「俺の敬語返せよ」のところで、マイクなし(口パク)で当時の再現を行う勝田さん。客席、爆笑。
石川「福原くんは今日は黄色?オレンジ色?のパンツですね。」
福原「Tシャツは青だし、ギターは緑だし、原色男ですね。」
石川「彼は野猿yKiroroなんかのサポートで、とても多忙なんですよ。年間どのくらいステージに立ってるんだっけ?」
福原「…年間100本くらいになりますねー。狂ってますね。」
石川「売れっ子です。福原将宜!」

石川「キーボード、松崎雄一!」
松崎「皆さん、こんばんは。
 『Elements』買っていただけましたでしょうか。
 …これで10万枚は堅いな、10万枚売れたらハワイに豪邸が建ちますね。」
石川「松崎さん、あのネタは。」
松崎「あのネタですか。
 実は昨日は非常に夢見が悪くて。
 ナイフを持った男に追い掛けられている夢で、なんとかしなきゃ!と思ったら、都合良く鎌があったので、鎌で刺して逃げました。自宅の門の中に逃げ込んだんですけど、これでもう追ってこないな、と、寝ながらに焦ってました。」
石川「凄い夢だなー、いいトシして(笑)。
 空を飛ぶ夢とかよく見ましたよね、最後には落っこっちゃうんですけどね。
 なぜか平泳ぎで空を飛ぶんですよねー、足がカクっとなって目が覚める。」

石川「ドラムス、雷電湯澤!」
 湯澤さん、ドラムセットを立ってステージ前面に出てくる。右に左に御挨拶。
 でも、ステージ中央にマイクがありません…
 福原さんが、自分のマイクを渡してくれました。
湯澤「あ、どうも。」
 とかやってる間に、ステージ中央に椅子とマイクがセッティング。椅子に座っちゃう湯澤さん。当然客は「見えなーい!」
湯澤「座ってどうする。
 いやー初日、前半からヘヴィですなぁ!体力配分もへったくれもない。
 今日は告知がいっぱいあるよ!
 まず、ロンドン!ちゃんと凱旋しました!
 今回のツアータイトル決める時、3月のロンドン行きの話してたから、当然凱旋してるでしょう!って、何も考えずに『RXの凱旋』っていうタイトル出したの俺なのね。
 実はその後、知ってる人は知ってますけどいろいろありまして。
 でもちゃんとロンドン行って、ちゃんとステージも演って、帰ってきました!
 fandango! TVの『魔人de SHOW!』の収録がこないだあって、ロンドンのことを喋ったんだけど、最初は2週分の収録の予定だったのが、喋り倒して3週分になっちゃいました。
 それから、Johnお父さん、今度来日公演あるんだよね。6日と7日、渋谷のON AIR EASTだっけ?
 皆さん、是非。
 更に、ロンドンの模様が、DVDになる!発売日、7月21日だっけ?…あ、7月20日に決定した。
 DVDプレイヤー持ってる奴!」
 客席に問う湯澤さん。客席、挙手。
湯澤「半分くらいか。」
 客席からは、「見られなーい!」「VHSも出してー!」という声が上がってます。
湯澤「そう言われても、俺のちっぽけな力ではどうにもならないので、頑張ってデッキを手に入れてくれ!
 それからRX、秋に予定があるんだよね。皆、外に張ってあったの見た?
 南の方の島でなにかあるらしいね。」
石川「最初が『オ』の島、『オ○○ワ』…オガサワラ?」
湯澤「オアフ島。違う。」
松崎「オケガワじゃないですか。」
 それじゃ無茶苦茶近いじゃないですか(爆笑)。←埼玉県。新宿より北だし島じゃないし。
石川「平均気温が20℃くらいの。
 …沖縄なんだけどね。
 スタッフに、『なんだか知られてないみたいなので、石川さん、ステージで言って下さい、お願いします!』って。
 FC会員は申し込みができるみたいですよー。」

石川「それでは、ここでRX・お歌のコーナー。
 ボーカリストを紹介します。
 この間のAXや去年の大阪にも参加してくださった、ブレンダ・ボーンさんです。
 ブレンダさーん。お願いしまーす。」
 小柄な身体のどこから?という、パワフルなパフォーマンスが持ち味のブレンダさん登場。
B「Yeah-- TOKYO-!!」
 客席に手を振って御挨拶の後、ステージ中央の椅子に腰掛けてマイクに向かいます。
 お歌のコーナーのMCは、石川さんではなくブレンダさんが英語で担当します。
B「Do you have boyfriend?」
 と最前列のお客に問うて、次の曲はLove songで、友達のRobbie Danzieが歌詞を書き、Raidenが作曲した、'Close To Me'と曲紹介。

  Close To Me
 しっとりとした曲でクールダウン。
 ブレンダさんのMCは続きます。
 RXのnew CDは買った?と客席に尋ねるブレンダさん、結構未購入の人がいたようで、買ってない人は、
B「Now,『イマ』, Go~out!!」
 CDを買っていらっしゃい!とのこと。
 このアルバムにはJohn Wettonという素晴らしいボーカリストが参加していること、そして次の曲は、アルバムでJohnが歌った歌であること。
B「John Wetton so スゴイ。」
 Johnの曲を歌うのは怖いけれども、ベストを尽くす、と言って、この曲に。
  ARCADIA
 Johnのバージョンよりもずっとパワフルな、闘うARCADIA?
 ブレンダさんのソウルが感じられます。全く違う、2つのバージョン、面白いです。
石川「ブレンダ・ボーン!」
 ブレンダさんがステージを去ると、舞台はまた青いライトに仄かに照らされます。

  ALBATROSS
 松崎さんの涼しいピアノの音のイントロから始まった曲…久し振りの、'ALBATROSS'ですね。
 オリジナル曲からは全音下げになっていたので、一瞬わかりませんでした。調(キー)には「こういうイメージ」という、響きがありますが、全音下げされたことにより、結構受ける印象も異なっていました(松崎さんはご自身のサイトで「キーカラー」を公開していらっしゃいますが)。
 オリジナル、93年演奏バージョンは本当に大海原をゆったりと飛行する信天翁のイメージだったのですが、今日のステージでは福原さんのギターの音が少し若かったこともあって、ちょっと浮遊感が薄れてしまったかな…。
 最後のテーマの部分、石川さんが福原さん側に歩み寄り、フレットレスベースとギターでテーマをユニゾン。

石川「今の曲は、もう廃盤になってしまったRXのアルバム『Chemical Reaction』のラストに入っていた、'Albatross'という曲です。雷電湯澤のバラードですね。
 好きな曲で、今回フレットレスベースで久し振りに挑戦してみました。
 さて、ライブも佳境に入って来ました。
 次の曲は、算数と体育の苦手な人はついて来れないかもしれない。
 あ、ベース替えなきゃ。
 初日でテンパってるのが分かっちゃいますねー。」
  S.T.F.

石川「'S.T.F.'でした。
 次は、『Zeitmesser』から、'Mystery From Greenman'。」
  Mystery From Greenman
 各プレイヤーのソロがたっぷり展開するGreenman。充実してるなぁ~!

石川「ここで、悲しいことを言わなければなりません。
 次の曲が最後の曲になってしまいました。
 最後に、今日の出演者全員で、この曲を。
 'Tempest'」
  Tempest
 『Elements』の冒頭を飾る'Tempest'。
 緊張感のあるイントロに、ブレンダさんが「Tempest...」と密やかな声を入れます。その後も、メインテーマで(歌詞はないけれど)メロディを歌ったり、一つの楽器のように、他の演奏人と絡んできます。
 アルバムバージョンだと、最後に静かになって終わりますが、本編の最後らしく、その静かな部分の手前で華々しく曲が締めくくられました。

-encore-

 アンコールに応えて、勝田さん以外のメンバーが再登場。
 汗をかいたのか、Tシャツを替えている人もいます。
B「Yeah-! TOKYO--!!」
 歓声で応える客席に、
B「スゴイ、スゴーイ。」
 次の曲は、'Endless Spiral'。とご紹介。アルバムではボコーダーで、歌詞カードに歌詞も載っていませんでしたが、今回はボーカルものとしてブレンダさんが歌います。
  Endless Spiral
 「Endless Spiral..」の部分で、顔の横で人さし指をくるくると回すブレンダさん。倣う客席。
 曲の最後は回転が早くなって、'(ii)Storm'パート再びのよう。このラストのアレンジはかっこいい。

B「Say 'Yeah-!'
 This side! Say yeah-!
 This side! Say yeah-!
 ゼンブ! Say yeah-!」
 客を煽るブレンダさん、その間に勝田さんも再登場してスタンバイ。全員によるアンコール曲はやっぱりこれでしょうか。
  Love Flight
 復活RXバージョンのLove Flightはソウルフルで、客席は瞬く間にヒートアップ。
 順調に曲が流れていくのかな、と思いきや、ブレイク。
B「One time!」
 じゃん!
 と音を出す演奏陣。
B「One time!」
 じゃん!
B「One time!」
 じゃん!
B「One time!」
 じゃん!
B「Two times!」
 じゃん!じゃん!
B「Two times!」
 じゃん!じゃん!
B「Three times!」
 じゃんじゃんじゃん!
B「Three times!」
 じゃんじゃんじゃん!
B「Five times!」
 じゃんじゃんじゃんじゃんじゃん!
B「One time!」
 じゃん!
B「One time,」
 じゃん。
B「One time...」
 じゃん…
B「One time...」
 ドゥン…
 カセットテープの回転数が落ちるように、スローダウン&キーダウンしていくステージ。
B「One, two, three, four!」
 復活のLove Flightはそのまま石川さんのベースソロへ突入!
 ステージを横断してソロで煽る石川さん。
 背後で松崎さんと福原さんが踊ってる…。
 華々しいラストでした。

石川「ブレンダ・ボーン、勝田かず樹、福原将宜、松崎雄一、雷電湯澤!
 RXでしたー!どうもありがとうー!!」
 ステージを去っていくメンバー、姿がそのまま消え行くのかと思いきや、楽屋口のスタッフから花を受け取って客席に投げます。
 花は、ひまわり。
 ステージから客席に舞って、心が和やかになるような光景でした。
 2月のステージも良かったけれど、更に「RXの音」が良くなっていたのが嬉しかったです。今日の演奏で、初めてライブで聴いた『Elements』収録曲の中にはスタジオバージョン以上に納得させられた曲もあり、「やっぱりRXはライブだよなあ」と実感しました。
 表面的には「熱さ」を感じないけれど、内包している熱量は確実に感じる青いエネルギー体というか…そんなイメージ。
 これからの2ヶ月弱ツアーが続く中で、RXがどんなふうに変化していくのか非常に楽しみになる、そんな初日のステージでした。



venue
 新宿リキッドルーム
member
 雷電湯澤(drs)、石川俊介(b)、松崎雄一(key)、福原将宜(g)、勝田かず樹(as,ts)、Brenda Vaughn(vo)
Set List
 1. !HAヨY
 2. Shining Crazyman
 3. CHEMICAL REACTION
 4. Get it! Get it!
 5. Close to Me
 6. ARCADIA
 7. ALBATROSS
 8. S.T.F.
 9. Mystery from Greenman
 10. Tempest
 (en.)11. Endless Spiral
 (en.)12. Love Flight

テーマ : ライヴレポ・感想
ジャンル : 音楽

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