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2001/3/30(Fri.) John Wetton Plus Guests

 John Wetton氏のコンサート、UKツアーの最終日の会場は地下鉄Tottenham Court Road駅からすぐのところにある「mean fiddler」。去年までは「London Astria2(LA2)」という名称だったところで、外観が改装・名称変更したらしい。UKのチケットサイトをあちこち見て回っていた時にキャパが1000、と紹介してる所がありましたが、そんなには入らないんじゃないかなあ…?狭くはなかったですけど。
uk_venue1 uk_venue2
 ちなみに「mean fiddler」の数10m南に「London Astria」というライブハウスもあって、こちらは元LA2(=mean fiddler)より大きいらしい。これらは同じ系列の店らしく、Official WPはひとまとめ(meanfiddler.com)。ロンドンの会場情報を探していた時、このWPを参照したら「mean fiddler」というライブハウスのマップがHarlesden(ロンドン中心から相当はずれた場所)になっていて混乱しました。もともとHarlesdenに「Mean Fiddler」というライブハウスがあったのに、LA2を「mean fiddler」に名称変更したんですね。渡英直前にもう一度確認したマップではHarlesdenの方「OLD Fiddler」という表記に直りましたが、WP上の情報はもっと早く直してくれ!
 uk_venue3
 ともあれ、わたしはドアオープン時刻の19:00を少し過ぎたところで会場に着きました。入り口の右手がちょっとした路地で、そこに入場待ちの列が出来ていたので、列の最後に就き、順に入り口へ。
 間口は狭く(イメージとしては六本木PIT INNあたり。)、入り口でチケットを切ってもらってカメラチェックを受けます。階段を降りたところはクロークカウンターになっていて、荷物を預けることが出来るようでした。
 その奥に進むと会場内の2階席。左サイドにはバーゾーンがあって、ソファに座ってくつろぐこともできます。ここからステージを見下ろせますが、ガラス張りになっている分音量はマスクされるので、お酒片手にステージを眺めながらおしゃべりも、といったスペースでしょうか。
 同じ2階席でも右サイドはガラスがないのでダイレクトに音が聴こえます。(この日は関係者席だったのか、紐が張られていて立ち入りできませんでした)
 更に階段を降りると1階席。ステージの正面の部分の床が10cmあまり高くなってます。なんでだ?普通遠いところの方を高くするだろうに(笑)。1階の左右にはBox Seatも6つか8つくらいあって、そこでは1BOXあたり8人くらい、ソファーでまったりしながらステージを楽しめます。ただし、ステージの両側には非常に立派なスピーカーがあるので、Box Seatの中からは多分ステージ半分くらいしか見えないのではないかと。ステージは見えなくても音をゆっくり楽しみながら酒を飲みたい人向けの場所かもしれません。1階の一番奥はバーカウンターになっていました。
 ロンドンの人々は割とゆっくりしているのか、まだ1階席ステージ前の人はまばら。陣取ろうと思えば2列目くらいに行けたのですが、少し後ろの方から会場全体を見ていたいな、と思って1階右端後ろの方のBox Seatの前に立つことにしました。

 正式なスタート時間20:00にはかなり間があったので、ちょっとはばかりへ(笑)。おいおいおい流れないよ!これが噂のロンドンのトイレか!!(笑・六本木PIT INN風とも言う)ともたついていたら、なんだか音が聴こえてくる。客席に戻ると、ステージ上には既に、オープニングアクトを務めるらしいお兄さんが一人登場していました。John Wettonのカヴァーで始まって、シーケンサーを駆使してプログレっぽい曲を5、6曲披露。なかなか良い感じ。彼の名前なんかは聞き損なってしまったんだけれど。
 聴いてて思ったんですが、デカいスピーカーのお陰か、このハコは音がいいですね!


RX

 そのお兄さんの持ち場が終わって程なく、SEに合わせてRXが登場しました。まだ20:00にはなっていなかったので、RXもオープニングアクトのような位置付けなのかな。客席は相変わらずスカスカ。御大のライブスタート時刻ちょい前にこんなにスカスカでいいんか?と思いつつも、そのお陰で自分の立ち位置からステージが良く見えたので構やしない(笑)。それでも立ってた場所は後ろの方には違いなくて、機材はあまり見えませんでした。湯澤さんのドラムセットは見慣れない白いタイコだったので、ひょっとすると借り物かもしれません。
 ステージ上のRXの皆さんは「いっちょぶちかましてみますか!」みたいな表情。特に湯澤さんは満面の笑顔で現れ、タイコのポジションに着席前に客席を見渡し、ちょっと「うぉら」みたいな(文字表記難しい)気合い声も発してました。(例によって生声)

  Get it! Get it!

 湯澤さんのカウントから、初っ端から凄い勢いのGet it! Get it!。それまでが一人シーケンサーのステージだったこともあって、RXの演奏には非常に音の厚みを感じました。かなり心地よい。勢いは凄いけどノリは丸く、そのバランスが絶妙でした。
 ギターの方は存じ上げない方だったのですが、これまでのRX出演ギタリストと比べると音がちょっとライトな感じ、いいソロを弾きます。お馴染み勝田さんのブロウもいきあげてて、それはもう、曲のラストにちょっと裏返ってた程(笑)。キーボードの音もよく聴こえました。
 それにしても初っ端からこんなにトバしてええんかい!という演奏。湯澤さんも叩きまくり。曲中ベースラインとタイコだけになるところ(Jacoの「Chicken」フレーズが入る辺り)で、客席から口笛や拍手、歓声も上がってました。
 ステージの前のお客はそんなに沢山ではなかったので、「ロンドンの反応はこうだ!」と言いきれないのですが、「何者?」といった感じでステージを眺めている人もあり、ステップ踏んでる人もあり、ふらふら身体揺らしている人もあり。
 前にあったオープニングアクトのお兄ちゃんの曲の方向性と、この後John Wetton氏がやるであろう方向性は割と似通っていたので、ちょいとRXは浮いてると言えないこともない(笑)。でも、客の反応は総じてそれほど悪くなかったと思います。無関心そうな人は友達とべらべら喋ったりしてましたけどね~。
 我々の隣で立ってたかなり太ったおじさん(推定40代後半)がビール片手にGet it! Get it!でステップ踏んでて印象的←体型のせいもあるかもしれませんが(笑)(この人はしょっちゅうバーゾーンとの間を行ったり来たりしてて、すげー酒飲んでた)。それから、BOX SEATの(多分)英国人のお姉さんから「げんきー!」という日本語(笑)の声援がかかったのが印象的でした。「げんき」とは、意図するところは「元気良い!」とか「ノリがいい!」辺りか?きっと褒め言葉だろうと解釈。

石川「Thank you! Thank you very much. We are RX!!
 Good evening, London.」

 ご挨拶の後、引き続きどんどん曲へ。

  Shining Crazy man

 Londonでも新曲を披露。勝田さんのブロウがちょっとアダルトな都会的な雰囲気で。

  Mystery from Greenman

 Greenmanは通常RX+gの4人編成ですが、今回は勝田さんの入ったアレンジでした。オープニングの部分に勝田さんのsaxが入り、そのままメインのメロディー(ギター)にバトンタッチ。メロディはsaxとギターのユニゾンになったり、これまでとの違いが面白かったです。
 これまで粘り系のギタリストが演奏することが多かったこの曲は、ギターの音色がライトな分、印象がこれまでとちょっと変わって爽やかに…というと語弊があるけど、若干さらっと切ない感じかな。saxソロも入ってました。

 そして、さり気なーくJohn Wetton氏がアコースティックギター抱えて登場。わたしは「John!」と声をかける客がいたので初めて出てきたことに気付いたりして…
 Johnに気付いた客、バーゾーンから次々にステージ正面のスペースへ。お目当ての登場前、オープニングアクトの間はまったりとバーゾーンで酒を飲んだり友達とダベってたりしたらしい(笑)。

John「Good evening!
 Good evening, ladies and gentlemen.」
 RXのことを日本の素晴らしいバンドだ、と紹介してくれました。
 最新のアルバムに何曲か参加した、ここでRXのARCADIAという曲を演る、ということを言ったと思います…すいません、筆者に英語ヒアリング能力はないのでお伝えできません(泣)。

  ARCADIA

 ARCADIAでのJohn Wetton氏の歌は、2/24よりも声の伸びが良く、こなれた感じがしました。

John「Excellent! …Exce~llent.」
 ギタリストを指してExcellentと言っている時の手の振りがなんだか可笑しかった。 

John「Next, 'Sole Survivor'.」

  SOLE SURVIVOR

 AZIAの1st. Albumに収録されている「Sole Survivor」を。変拍子も入っているこの曲、松崎さんが御自身のサイトで「採譜するのが嫌だなあ、と思っていたら演ることになってしまった」とおっしゃっていたのがこれのことだろうか…。
 湯澤さんのタイコが本当に突き抜けた感じで気持ち良さそうで良かった~。なんだかんだ言ってやっぱりRockブっ叩き系ですね。久々の「ばりRock」が聴けて嬉しかったです。
 一曲終わるたびに「日本のRX!」と紹介してくれるJohn。(メンバーの名前は言ってくれませんでしたが)この後の一言二言のMCはほとんど聞き取れなかった。拍手やら歓声やらあるともうヒアリングこれっぽっちも不可能…、Johnが「Heat of the Momentを演るよ」と言って

  HEAT OF THE MOMENT

 Johnのアコースティックギターから始まって、徐々にピアノの音とささやかなシンバルの音など、他の楽器が重なっていきます。アコースティックバージョンでしめやかな「Heat of the Moment」。こういう渋い系の曲で、石川さんのベースはしっとりとしていい感じです。
 少し休憩して、後で自分のバンドでまた出てくるから、と言ってステージを去るJohn。RXの出番はここまでのようです。



John Wetton
member
 John Wetton(b), Martin Orford(key), Steve Christey(drs), David Kilminster(g) + Kazuki Katsuta('STARLESS' sax)
SetList
 1. HEART of DARKNESS
 2. RED
 3. IN THE DEAD OF NIGHT
 4. BATTLE LINES
 5. (Keyboard solo 聴いたことある曲だったのだが…)
 6. BOOK OF SATURDAY
 7. EMMA
 8. OPEN YOUR EYES
 9. HOLD ME NOW
 10. (Guitar solo)
 11. EASY MONEY
 12. AFTER ALL
 13. RENDEZ-VOUS 6:02
 14. STARLESS
 en. HEAT OF THE MOMENT

 上記セットリスト、あまり自信がありません。多分現地のJohnのファンサイトあたりにセットリストが載ってると思うので、正確なところを確認したい方はそちらで(汗)。

 John Wetton氏がベースを抱えて登場。ここからが本編ですね。
 最新作『WELCOME TO HEAVEN』の冒頭曲、「HEART of DARKNESS」のイントロが始まると、歓声が挙がり、こんなに沢山どこにいたんじゃアンタら!!という程客がぞろぞろ出てきて集まる集まる。ステージ前方に詰め掛ける人、人、人。
 要は、お目当てが出るまではバーゾーンでまったり&客席奥で友達とおしゃべり、というノリなのですね…正直と言おうか(笑)。最初からステージ前のいい場所をがっちりキープ!という人はどちらかというと少数派のようでした。
 そしてもう、わたしの場所からはステージの前の方に立っているJohnの顔しか見えない(笑)。
 でも、ベース抱えて歌っているJohn Wetton氏はカッコいい!と感じました。見えやしなかったですが、John Wetton Bandとしても、演奏非常にカッコ良かったです。タイコがパワフルだったし。

 ステージはソロアルバムからだけではなく、King CrimsonやAZIA、UKの曲も織りまぜつつ構成されていました。(古いところの曲は、ライブ盤『CHASING DRAGON』と被ってました)
 John Wetton氏の曲は非常にメロディックかつドラマチックなものが多いので、ガンガンに拳を振り上げ盛り上がるより、聴き込むもよし、といった感じです。サビで歓声が挙がったりと、客は各自、自由に盛り上がってる感じ。ライターの火を点けて左右に振ってる客には「ええんか!」と思いましたが。
 ステージ途中には、酒の追加か客席とバーカウンターを往復する人の多いこと!!(わたしの立ち位置がバーに近かったもので)「あ、出ていった」と思って見てると、ちょっとすると酒を片手に自分の立ち位置に戻っていくんですよね。
 客席後方の隅の方では、曲の途中でもお構い無しで友達と談笑している客も結構いたりして。なんだかおおらかだなあ。
 客層は男性が8割ってところでしょうか。年齢層は非常に幅広かったです。若いカップルや女性のグループがいる一方、仕事帰りのお父さんも。結構年齢高めの女性もいました。

 本編最後には、Johnが「Sax」と勝田さんを呼び込み、客も歓声と拍手で迎えます。
 曲は「Starless」。勝田さんがKing Crimsonを演奏するのって、彼のルーツ的にはどうなんでしょう?これはもしや、珍しいものが聴けたんじゃないかと思ったのですが。さびれた雰囲気がいい感じのsaxでした。UKバンドに負けてないです。ソロもアツかったですね!!

 本編最後まで、ステージは非常に盛り上がり、終了後も客が口笛やらかけ声やらでアンコールを要求。割とすぐに出演者が出てきて、最後に「HEAT OF THE MOMENT」を再び。今度はAZIAバージョンで。やはりエレキバージョンの方がラストには相応しく盛り上がりますね。客席も皆歌ってるし。途中ブレイクになって「HE-AT OF THE MOMENT♪」を客席のみで。気持ち良い!非常に盛り上がった良いライブでした。



 結構曲はあったのに、終わってみれば22:30くらい。もっと長々やって午前様になり、タクシーで帰ることになるかと思ったのですが、22:30程度ならそれほど危なくないだろうと、地下鉄で帰りました。
 ちょっと歩いてLeicester Square駅から乗ると、Piccadilly Line一本で乗り換え無しだったのですが、うかれていてついうっかり「そこにあった」Tottenham Court Road駅から入って切符買ってしまった…この駅からだとNorthern Lineに乗って一回乗り換えねばならない。Northern Lineはロンドンっ子も手こずる程に使いづらいと評判の路線。でも、新型車両がやってきて、全然普通に乗れました。びっくりしたのがちゃんと車内アナウンス「次は~」というテープが流れたこと。(一切アナウンスはないと聞いていたので。実際Piccadilly Lineでは無かった。)そういえば、新型の自動販売機は多国語対応していて、日本語でも表示が出たので感動したなあ。流石国際都市London。閑話休題(笑)。

 今回のLondon行き、事前のオフィシャルから情報の出し方が「バックバンドも務める!」となっていて、まるでステージ総てがJohn Wetton & RXになるようにも読めたのですが、「Johnのオフィシャルサイトにはちゃんとバックのメンバーの名前が出ているし、既にUKツアーを一緒にまわっているメンバーがいるのに、RXがそれ差し置いてバックを務めるなんてあり得ないのでは」と思ってました。
 実際は成る程、単なる「前座」ではない落とし所に納得といった感じ。オフィシャルの事前のふれこみが大きかった分、ほんの少しがっかりした部分もなかったとは言えません。
 でも、現実として至極妥当だと思いましたし、何よりもRXが凄くいい演奏をしてくれたので、やっぱり嬉しかったです。今回の出演を機に、RXについてロンドンでなにか展開があったら面白いですね。
 そして、John Wetton氏のライブ本編も非常に楽しめました。ステージはもちろん、Londonのお客のノリというものを目の当たりにして興味深かったです。一番面白かったのはそこかもしれない(笑)。行って良かったです。



venue
 London, UK. mean fiddler
member
 雷電湯澤(drs)、石川俊介(b)、松崎雄一(key)、
 清水一雄(g)、勝田かず樹(ts) 、+ John Wetton(vo, g)
Set List
 1. Get it! Get it!
 2. Shining Crazy man
 3. Mystery from Greenman
- John Wetton with RX -
 4. ARCADIA
 5. SOLE SURVIVOR[AZIA]
 6. HEAT OF THE MOMENT[AZIA]

テーマ : ライヴレポ・感想
ジャンル : 音楽

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